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今回は、ちょっと真面目な話。護身術のお話です。
最近は、政治家が襲撃されたり、武器や爆発物を自作して使用する事件が起きたり、物騒な世の中になっていますが、そんなときこそ、警備業の出番だと考えています。
警備員でいう護身術は、文字通り「身をまもる」術であり、「防衛」を基本としたものになっています。
警備員が使用することができる護身用具というものが公安委員会の規則で定められており、種類や大きさが明確に決まっています。
たとえば「警戒棒」という護身用具がありますが、その使い方も、あくまでも正当防衛とされる範囲での使い方に限定して使用することとしています。
また、「徒手」という素手での護身術では、不審者を抑え込んで制圧するというよりも、不審者の攻撃をかわして離脱することに主眼が置かれていて、必要最低限のものになっています。
「それで不審者から一般の人を守れるの?」そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
護身術は、あくまでも「(自分の)身をまもる」術であり、不審者に直接対応しなければならないときなどの”最後の手段”と考えています。
実際に事態が発生した場合には、一般の人の避難誘導や不審物・爆発物の近くへの立ち入りを制限するなどの安全確保を優先することや、警察・施設管理者への迅速な通報を通じて、「みなさんをまもること」を実現することとしています。
ふだんから、不審者が侵入しないように適切な出入管理を行なったり、不審物がないかどうか巡回で確かめたりと、警備員による通常の業務のなかで、危険な事態を未然に防ぐことができると考えております。
また、警備員による警戒が充分に機能している施設においては、不審者自身も、危険な行動を起こすのを躊躇するのでは、ということも考えられます。
私どもの毎日の業務が、施設の安全につながっているという自負をもって、これからも業務に励んでまいります。