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何だ?防災?警備の話じゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
いえいえ、これも立派な警備のお話なのです。
「巡回」という言葉は、辞書に「見まわること」などと載っています。
施設を巡回する警備員さんは、施設内を見回っているわけです。
「何を」「どんなふうに」見回っているの?と思ったあなた。あなたは、自分の職場にどんな施設があるか、隅々まで把握できていますか?
大きな施設の消防設備には、さまざまな種類のものがあります。
たとえば、「防火扉」。火災報知器が作動すると、自動的に扉が閉まって避難経路を確保するしくみになっています。扉が開いたままだと、煙が拡がったり、延焼を早めてしまう危険性があるためです。
また、みなさんご存知の「非常口」。夜でも緑色で光っている「アレ」ですね。
「ところで、何をたしかめるの?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
まずは、防火扉の前に、邪魔なものが置いてないかチェックしてみましょう。ちょっとした備品とかが置いてあるんじゃないかな?と思うわけです。
大きな金属の扉が自動的に閉まるためには、何もないスペースが必要です。途中で何か邪魔なものがあったら、ちゃんと閉まらないんですね。そうすると、煙が拡がったり、延焼が早まったりしてしまいます。
また、非常口の表示。緑色のランプをたどって、ちゃんと施設の外に出られますか?途中で、ランプが消えている箇所があったり、邪魔なものがあって通りにくいところがあったりしませんか?
実際に避難することになったら、停電したり煙が拡がったりして視界が悪くなります。気持ちも焦ってしまうことでしょう。そんなときに、ちゃんと避難できるでしょうか?
施設警備員さんは、巡回をするときに、ふだんから、「もしも地震が起きたら」「もし火災が発生したら」などという視点で見回っています。
先ほどの、防火扉や非常口だけでなく、消火器やAEDなどの確認や、燃料や塗料など危険物が保管してある場所などの火気の確認、ゴミ箱に不審物がないか、などなど、さまざまなチェック項目を考慮して、日々巡回を行っております。
まずは、自分でできる「避難経路のチェック」から始めてみましょう!
「もしも」と思いながら、いつもの通路を通ったときに、邪魔なものがあったら片づけてくださいね。それが、あなたの命を救うことにつながるんですから。